テレビショッピングと言えば、ジャパネットたかた。37歳で起業し、ラジオショッピングからテレビショッピングと広げ、同社を一代で売上高1500億円規模にまで育て上げた高田明氏。いわば、テレビショッピング王といえばこの人だ、2015年初めに子息の旭人氏に社長を譲って実業からは退いている（現在はA and Live代表取締役、11月3日に68歳）。日本のテレビショッピングの育ての親に経営を聞いてみた。（聞き手はニュースソクラ編集長、土屋直也）

　――ラジオ、テレビと目の前に居る人で消費者に訴えるというのは、想像を働かせるのですか。

　リアルの店舗と違うと思うかもしれませんが、違わないのですよ。確かに、ラジオ、テレビ、紙媒体、インターネットと伝える方法が違うのだけれど、共通するものがあります。ラジオなら声の表現の仕方だったり、スマートフォンならかざすだけで（ＱＲコードを読み込んで）動画に切り替わるでしょう。でも、商品を買いたいという夢をどう表現するかは共通なのです。ツール（伝える手段）が違うだけです。