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SUBARUアイサイト搭載の日本小型車 米国で相次ぎ安全性で最高評価

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【クルマが好き】走りとともに安全がSUBARUの個性に

公開日: 2022/05/26 (ビジネス)

SUBARUフォレスター=HPから SUBARUフォレスター=HPから

岩城 諒 (経済ジャーナリスト)

 米国の自動車の安全性を評価する「道路安全保険協会」(Insurance Institute for Highway Safety=IIHS)の2022年の審査で、SUBARU(スバル)フォレスター(米国仕様車)が「小型SUV」部門で最高評価となる「トップ・セイフティー・ピック・プラス(TSP+)」を獲得した。

 フォレスターは同協会のすべての評価基準で最高評価を獲得した。同協会が5月12日に発表した。

 同協会の安全性評価は「小型車」など部門ごとに、五月雨式に発表される。最高評価の「TSP+」の手前には、「トップセイフティーピック(TSP)」と呼ばれる従来の評価がある。「TSP」を獲得するには、6種類ある耐衝撃性能試験のすべてで「Good」(良い)、さらにヘッドライトの性能試験で「Good」か「Acceptable」(基準を満たしている)を獲得する必要がある。さらに対車両と対歩行者の前面衝突予防システムの試験で「Superior」(優れている)または「Advanced」(進んでいる)の評価を獲得して「TSP」となる。

 これらの「TSP」の試験の要件をさらに強化し、厳しく審査したのが最高評価の「TSP+」で、2013年に始まった。

 今月(2022年5月)に入り、日本車は同協会の審査で最高評価の「TSP+」を相次ぎ獲得している。冒頭に紹介したスバルフォレスターの前にも、5月3日に「小型車」部門でトヨタGR86とスバルBRZがそろって「TSP+」を初めて獲得した。いずれも6速ATモデルで、スバルの安全運転支援システム「アイサイト」の搭載車だ。

 同協会はアイサイトの前面衝突予防システムが「対車両と対歩行者の両方の試験で優れた成績をもたらした」と評価した。

 さらに同協会は5月18日、「ミッドサイズ(中型)SUV」部門の新たな側面衝突の試験結果を発表。日米欧韓の18車種のうち10車種が高い評価を獲得した。日本車からはマツダCX-9、日産パスファインダー、インフィニティQX60、スバルアセント、トヨタハイランダー(いずれも米国仕様車。一部は日本で未販売)の5台が入った。

 海外勢ではフォルクスワーゲン(VW)、フォードなどのSUVが獲得。VWのID.4は同部門で高評価を獲得した唯一の電気自動車となった。

 日本勢ではホンダパスポート、ホンダパイロット、日産ムラーノ(いずれも米国仕様車。一部は日本で未販売)の3台が高評価を得られず、「最低限度」の評価となった。

 同協会がこれまでに発表した2022年の安全性評価によると、「小型車」部門でホンダシビック、マツダ3、スバルクロステック(日本名XV)、トヨタカローラなどが最高評価の「TSP+」を獲得している。これまでに「TSP+」を獲得した10台すべてが日本車で、ヒュンダイとキーアの韓国勢と日本車の一部を合わせた5台が次点の「TSP」だった。

 「中型車」部門では、ホンダアコード、日産マキシマ、スバルレガシィ、スバルアウトバック、トヨタカムリなどが「TSP+」を獲得。こちらは獲得した7台すべてが日本車だった。

 「中型の高級車」部門ではボルボやテスラと並び、レクサス(トヨタ)とアキュラ(ホンダ)が「TSP+」を獲得。「TSP」のアウディやBMWを凌駕した。

 これまでの同協会の発表を見ると、日本車の安全性の評価は総じて高く、好調に推移しているといえる。

 スバルによると、同協会の「TSP+」が2013年に導入されて以来、スバルが獲得した「TSP+」の累計は63車種となり、単一ブランドとして世界最多という。世界最大級の自動車市場で訴訟社会でもある米国で、日本車の安全性が高く評価されるのは、日本メーカーの強みだ。

 とりわけスバルのような中堅メーカーが世界で生き残るためには、ボルボなどと並び「スバルは安全」とのイメージを維持することが欠かせないだろう。近年のスバルは「走り」とともに「安全」が個性となっている。
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