ニュースソクラがキュレーション(ソクラでピックアップ)した記事のなかから、編集長の土屋がスタッフとともに改めて読んでおきたい記事をピックアップしました。週末に目を通していただき、未来を見通すヒントになればと願っております。(ニュースソクラ編集長、土屋直也)=見出しをクリックすると記事に飛びます
■セブンの主張覆すファミマ実験の「爆弾」、深夜閉店でもオーナーは増益 (ダイヤモンドオンライン)
ファミマの実験を踏まえ、深夜営業の廃止は大きな流れになっていくだろう。もちろん、景気は急速に悪化しており、人手不足がかなりの勢いで改善していった場合は別。それにしても、セブンイレブンの守旧派ぶりばかりが目立っている。ローソンは深夜無人店の実証実験を実施している。「コンビニクライシス:実証開始の「深夜無人ローソン」には日本の未来があった」(ビジネスインサイダー)。収益面でもペイするならこれはありなのだろう。
■中国で2016年に提唱された「新小売」という概念の”今”と次に来るもの(MD NEXT)
中国ECも成長の限界がみえてきて、実店舗に目が移っている。IT化を進める小売店舗を紹介し、さらに製造業まで視野にいれているので、中国で何が起こっているか、ちょっとのぞき見するには格好の記事だ。背景にアリババとテンセントのし烈な戦いもチラリとみえる。
■GEも見落としたIoT成功の条件(日経ビジネス)
見出しは成功の条件だが、実際はIoTがなぜ思ったほどには進んでいないかを「教授」に聞いている。標準化が進んでいないことが基盤になりにくいと分析している。シーメンスがIoTでデジタルツインを唱えているのが面白い。シーメンス・ケーザー社長「GAFAは産業IoTを知らない」(日経産業) 、少し古い記事だがご紹介。
■マレー半島に伸びる中国の鉄路(上):曲折しながら進む「一帯一路」(Globe)
朝日新聞バンコク駐在の吉岡圭子編集委員の記事。マハティール首相の反中国なだけでないしたたかさがみえる。下高速鉄道計画で日本の出番はあるか?もおもしろい。
ファミマの深夜閉店実験で、セブンのウソがくっきり |
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【編集長のイチオシ】コンビニ/中国の新小売り/IoT/マレーでの一帯一路
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土屋 直也(ニュースソクラ編集長)
日本経済新聞社でロンドンとニューヨークの特派員を経験。NY時代には2001年9月11日の同時多発テロに遭遇。日本では主にバブル後の金融システム問題を日銀クラブキャップとして担当。バブル崩壊の起点となった1991年の損失補てん問題で「損失補てん先リスト」をスクープし、新聞協会賞を受賞。2014年、日本経済新聞社を退職、ニュースソクラを創設
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