ニュースソクラがキュレーション(ソクラでピックアップ)した記事のなかから、編集長の土屋がスタッフとともに改めて読んでおきたい記事をピックアップしました。週末に目を通していただき、未来を見通すヒントになればと願っております。(ニュースソクラ編集長、土屋直也)=見出しをクリックするとその記事に飛びます
■ フィンランドのNATO加盟はプーチンに大打撃──ウクライナ侵略も無駄骨に(NEWSWEEK)
フィンランドとスウェーデンのNATO加盟がにわかに現実味を帯びてきた。ウクライナ侵攻が生み出した事態はプーチンにとっては大打撃だが、緊張激化も生む。NATO軍を駐留させず、共同軍事演習も抑制された「ノルウェー」方式での加盟になるのではないかと記事は指摘している。
■「皇帝」になった工作員・プーチンの世界はなぜ歪むか――「ポストロシア」の国際秩序(フォーサイト)
笹川平和財団の研究員と共同通信特別編集委員の対談。プーチンのウクライナ侵攻は、NATOの東方拡大防止という国際政治上の動機とともに、プーチンが最も恐れている民主化運動をロシアに寄せ付けない目的もあった--など。
■半導体製造に不可欠な冷媒、シェア5割の3Mベルギー工場で生産停止
3Mベルギー工場停止、驚愕のインパクト ~世界の半導体工場停止の危機も(EETimes)、半導体生産は次々と新工場が立ち上がってくる「異常」な活況だが、生産に不可欠な冷媒の供給がボトルネックになりかねないと警鐘を鳴らしている。
■中国、ソロモン諸島と安保協定を計画 オーストラリアの「裏庭」に足がかり(BBC)
豪州の裏庭、ソロモン諸島に中国が安保協定を計画しているとの記事。背景も描いている。半月前の記事だが、豪州がソロモンに閣僚を派遣し、慎重な対応を求めたので、再掲します。
両刃の剣の北欧2国のNATO加盟、プーチンには大誤算 |
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【編集長のイチオシ】北欧のNATO加盟/ポストロシア/半導体ピンチ/ソロモンに中国が触手
スウェーデン(左)、フィンランドの両首相=FinnishGovernment -Attribution
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土屋 直也(ニュースソクラ編集長)
日本経済新聞社でロンドンとニューヨークの特派員を経験。NY時代には2001年9月11日の同時多発テロに遭遇。日本では主にバブル後の金融システム問題を日銀クラブキャップとして担当。バブル崩壊の起点となった1991年の損失補てん問題で「損失補てん先リスト」をスクープし、新聞協会賞を受賞。2014年、日本経済新聞社を退職、ニュースソクラを創設
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