ニュースソクラがキュレーション(ソクラでピックアップした)記事のなかから、編集長の土屋がスタッフとともに改めて読んでおきたい記事をピックアップしました。週末に目を通していただき、未来を見通すヒントになればと願っております。(ニュースソクラ編集長、土屋直也)
■「中国のグーグル」百度が狙う自動運転の覇権 (CBINSIGHTS)
中国の検索最大手「百度」がグーグルと同様に自動運転の開発「アポロ計画」を推進している。オープンソース方式で自動車メーカー、部品メーカー、半導体メーカーなど100社以上の衆知と遅れがちな運転データを集める。さらにウーバーやテスラの事故にもかかわらず、中国政府は大規模な公道実験を中国企業に認める考えを打ち出していて、百度には有利だ。自動運転の開発計画がどこまで進んでいるか、百度のケースを通じてチェックすると思えば便利な記事だ。
■三菱自動車の次期CEO?ゴーン流の「伝道者」がメディア初激白 (ダイヤモンド)
今年4月に三菱自の海外販売の最高責任者についたカルティエ氏。すでにフィリピンの生産・販売会社への双日の出資を買い取り100%子会社にした。家族も呼び寄せ長期滞日の姿勢も見せている。次期CEO最有力と言えるのだろう。
■米テスラに資金繰り懸念、サプライヤーに価格引き下げ要請 (ロイター)
トラブル続きだったテスラ車の生産は軌道に乗ったとされるが、こんどは部品メーカーへの強引な値引き要請で経営状態に疑問符が浮上している。タイのサッカー少年の救助でもやや奇矯な言動が目立ったマスク氏。テスラの状況からは目が離せない。
■9割引きアパレル販売サイトににメーカーから出品が殺到する理由 (ダイヤモンド)
フラッシュセールをご存知だろうか。数日など期間限定でセールを実施するサイトのことなのだが、存在感を増している。フラッシュセールの1位サイトは2位を買収し、合計の売り上げはすでに200億円にのぼる。アパレルメーカーが自社でセールをすればブランド価値が崩れてしまうので、それを避けるために利用しているという。ECがいまどんな状況にあるか、その一端を教えてくれる記事だ。
今週の4本 自動運転の覇権争いは |
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【編集長のイチオシ】百度の自動運転/三菱自/テスラ/フラッシュセール
公開日:
(ビジネス)
百度の本社=Reuters
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土屋 直也(ニュースソクラ編集長)
日本経済新聞社でロンドンとニューヨークの特派員を経験。NY時代には2001年9月11日の同時多発テロに遭遇。日本では主にバブル後の金融システム問題を日銀クラブキャップとして担当。バブル崩壊の起点となった1991年の損失補てん問題で「損失補てん先リスト」をスクープし、新聞協会賞を受賞。2014年、日本経済新聞社を退職、ニュースソクラを創設
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