ニュースソクラがキュレーション(ソクラでピックアップ)した記事のなかから、編集長の土屋がスタッフとともに改めて読んでおきたい記事をピックアップしました。週末に目を通していただき、未来を見通すヒントになればと願っております。(ニュースソクラ編集長、土屋直也)
■「GACKT」宣伝の甘熟王バナナ、フィリピン工場は労働者が殺害される劣悪な環境 (デイリー新潮)
人類学者の鶴見良行氏が1982年に「バナナと日本人」(岩波新書)で指摘した状況がいまも変わらず続いている。住友商事は株式を売却したと発表したが、関連会社への売却ではないかとの疑惑は払しょくできていないらしい。
■「対韓輸出規制」、電子機器メーカーの怒りの矛先は日本に向く?(EETimes)。
安倍政権は脅しているだけで、実際に禁輸はしないと思っている。この記事は禁輸したとの判断で書かれているので、それほどの波及はないと思うが、戦略材料がどのようにサプライチェーンでつながているかをよく教えてくれる。もちろん、禁輸は発動しないだろうが、脅しただけで、買い付け先を広げる動きにつながるので、傷むのは日本企業の方だろう。この政策は悪手といえる。
■山本太郎に見える田中角栄との意外な共通点 (東洋経済)
山本太郎への人気が盛り上げっている「太郎現象」はなにか。ひとつの材料がここにありそうだ。
■ 【百田尚樹現象】「ごく普通の人」がキーワードになる理由――特集記事の筆者が批判に反論する (NewsWeek)
もともとニューズウィーク誌に載せた百田現象・特集をネットに掲載している。これは、その導入のような記事で、なぜ、批判的でなく分析的に「現象」を書いたのかについて、説明している。世界的な極右現象をみるのに必要な姿勢ではないかと思う。
また広告塔GACKTで不祥事 住商とバナナ |
あとで読む |
【編集長のイチオシ】住商/韓国禁輸/山本太郎/百田現象
GACKT=CC BY /Dick Thomas Johnson
![]() |
土屋 直也(ニュースソクラ編集長)
日本経済新聞社でロンドンとニューヨークの特派員を経験。NY時代には2001年9月11日の同時多発テロに遭遇。日本では主にバブル後の金融システム問題を日銀クラブキャップとして担当。バブル崩壊の起点となった1991年の損失補てん問題で「損失補てん先リスト」をスクープし、新聞協会賞を受賞。2014年、日本経済新聞社を退職、ニュースソクラを創設
|
![]() |
土屋 直也(ニュースソクラ編集長) の 最新の記事(全て見る)
|