ニュースソクラがキュレーション(ソクラでピックアップ)した記事のなかから、編集長の土屋がスタッフとともに改めて読んでおきたい記事をピックアップしました。週末に目を通していただき、未来を見通すヒントになればと願っております。(ニュースソクラ編集長、土屋直也)=見出しをクリックすると記事に飛びます
■おしゃれワークスペース・WeWork暴露記事で孫さんピンチ。アダムCEOを更迭か (GIZMOOD)
ニューマンCEOの解任前の記事だが、解任につながったずさん経営の実態を赤裸々に紹介している。ここまでひどいと、任せていたではない責任がソフトバンクに生じるし、他の投資先も似たような実態にあるのではないかとの懸念が広がる。ソフトバンクグループの逆回転が始まった。孫さんはどんな奇策で転換をはかるのだろうか。
■トランプ氏弾劾調査開始、今後はどう進むのか (AFP)
弾劾に慎重だった下院民主党リーダーのペロシ女史がいってん弾劾手続きを開始した。賭けにでたという見方もあるし、バイデンからの強硬な圧力があったのも間違いない。だが、勝算があっての行動だ。今回のウクライナ問題の告発はCIA内部からでてきた。背景には更迭されたボルトンも居る。トランプ支持者が割れたことを示しており、トランプ政権発足以来、最大の危機だ。そして、それを守ってくれる腹心は周囲にはもういない。
■アマゾンの謎の通信規格「Sidewalk」が秘めた新戦略ーーこれは「異例中の異例」だ(ビジネスインサイダー)
アマゾンがIOTのネックのひとつ短距離通信の新規格「Sidewalk」を発表した。WIFIより広いエリアをカバーでき、省電力なので1年ぐらい充電なしでも使えたりする。すでにロサンゼルスで実証実験を繰り返しており、構想レベルのの話ではなく、オープンに提供していくという。囲い込みの自社の監視カメラ「Ring」の普及が狙いなのであろう。
■ファーウェイ新型スマホで明らかになった「脱アメリカ戦略」の本気度(現代ビジネス)
米国から締め出されたファーウェイだが、アンドロイド以外のOSを搭載させてスマホを発表した。米国の制裁対象となっていなくても、脱グーグルは果たしていただろう。米国市場からは事実上の追放状態だが、中国では熱烈に支持され、業績は逆に右肩上がりだ。米国なしで中国ハイテクがやっていけることを証明しつつある。
ソフトバンクの危機は、WeWorkから始まった |
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【編集長のイチオシ】WeWork/弾劾/アマゾン/ファーウェイ
それぞれに危機の二人=Reuters
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土屋 直也(ニュースソクラ編集長)
日本経済新聞社でロンドンとニューヨークの特派員を経験。NY時代には2001年9月11日の同時多発テロに遭遇。日本では主にバブル後の金融システム問題を日銀クラブキャップとして担当。バブル崩壊の起点となった1991年の損失補てん問題で「損失補てん先リスト」をスクープし、新聞協会賞を受賞。2014年、日本経済新聞社を退職、ニュースソクラを創設
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