29日の日経平均株価は、前日比714円27銭(4.05%)安の1万6930円84銭と大幅続落で終え、1月16日以来、約8カ月半ぶりに節目の1万7000円を割り込んだ。神戸製鋼が前日、中国での建機販売の落ち込みなどを理由に今期の業績見通しを大幅に下方修正したことが下落のきっかけとなった。
ただ、29日夕方から始まったドイツ、フランス市場の小幅反発もあり、日経平均先物は午後8時過ぎ現在で250円上昇となっている。
中国経済の減速がどこまで進むかの見きわめがつかず、株式市場が不安定な動きを続ければ、政府の経済対策、日銀の追加金融緩和への期待が高まってきそうだ。
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