米雇用統計が予想外の悪化となったことをうけて、金融市場では米国の利上げが先送りされるとの観測が台頭した。米国株は発表直後は米景気悪化懸念から下落したが、引けにかけては利上げ後退観測で急上昇に転じた。
9月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数の伸びが前月比14万2000人となった。市場予想(同20万人程度の増加)を下回った。失業率は5.1%で市場予想(5.1%)と同じだった。
米国株、ダウ反発し200ドル高 米利上げ観測の後退で、一時は258ドル安 (日経)
NY円、一時118円68銭 米利上げ観測が後退 (47news)
海外経済にさらに縛られるFRB、雇用失速で年内利上げ不透明に (ロイター)
米ボストン連銀総裁、年内利上げに支持表明 (ロイター)
米利上げ先送り論、セントルイス連銀総裁が反対表明 (ロイター)
金融安定の手段限られる、拡大も検討すべき=米FRB副議長 (ロイター)
リスク資産に新たな売り圧力、米雇用統計受け=ダブルラインCEO (ロイター)