金融とITを融合したフィンテックと呼ばれる新ビジネスが世界中で急展開している。元来、装置産業の金融とITは親近性のある領域と見られてきたが、AI(人口知能)やブロックチェーン技術が台頭することで、金融の根幹をなす決済やファイナンスにもITの波が押し寄せ、飲み込む勢いを見せ始めた。ITを駆使した異業種による金融ビジネスへの参入も相次いだ1年となった。
一方、異業種の金融への参入に危機意識を強める銀行をはじめとする既存金融機関も、遅まきながらITとの融合に乗り出し、国内外のフィンテック企業への出資・連携に乗り出した。同時に、フィンテックを活かした業務の効率化や店舗の抜本的な見直しに着手した。フィンテックは銀行ビジネスを一変させかねない。
♢ 既存の金融機関を侵食するフィンテック
フィンテックの融資サービス登場、金融機関の独壇場ではなくなる?(BLOGOS)
フィンテックはこうやって銀行業を徐々に「破壊」する(現代ビジネス)
♢ 海外で進展するフィンテック
日本をスルーするフィンテック企業の本音(東洋経済)
コラム:フィンテック規制に乗り出した中国、米と異なる思惑も(ロイター)
中国企業の米国でのIPO、今年は16社 フィンテック分野で続出(フォーブス・ジャパン)
♢ フィンテックの異業種連携
フィンテックで「異業種連携」が進む理由 (1/4)(ITメディアビジネス)