日本市場が開いていない夜間に、海外市場で日本国債が東京市場終値に比べ急落(利回りは上昇)した。
楽天証券によると、18日午前1時現在、10年債利回りは0.42%と東京市場終値(17日17時45分)の0.21%の倍の水準となっている。
日本銀行は10年債を0.25%で無制限に買い入れる「指値オペ」で、力づくで利回り上昇を抑えこんでいる。17日は午前に0.265%をつけて日銀が設定している0.25%を突破されたが、午後には収まった。だが、日銀がオペのできない時間帯ではヘッジファンドが日本時間17日未明と同様に売り仕掛けしている模様だ。
楽天証券によると、海外市場では他の年限の国債も急落。3年債利回りは、0.055%、5年債も0.145%となっている。これは前日の海外市場よりも利回りが上昇している。
日本銀行は、週明けも0.25%で無制限に10年債を買い入れる指値オペを実施する予定だ。さらに長期金利抑制策を追加して打ち出すかどうかが注目される。