日本市場が開いていない夜間に、海外市場で日本国債が急落(利回り上昇)している。指標となる10年国債の利回りは0.45%と前日比0.199ポイント上昇した。日本銀行は10年債を0.25%で無制限に買い入れる「指値オペ」で、力づくで利回り上昇を抑えこんでいるが、オペのできない時間帯でヘッジファンドが売り仕掛けしている模様だ。
楽天証券によると、海外市場では他の年限の国債も急落している。3年債利回りも跳ね上がり、前日比0.09ポイント高い0.045%、5年債も0.092ポイント高の0.13%となっている。
日本銀行は、17日も10年債と先物の影響を受けやすい7年債で指値オペを実施する予定。日本市場では0.25%に抑え込まれる可能性が高いが、日銀がさらに対抗策を打ち出すかどうかなどが注目される。