集団的自衛権の行使を盛り込んだ安全保障法制をめぐる党首討論が17日行われました。今国会2回目、約1ヵ月ぶりに開かれた党首討論。衆院憲法審査会で参考人として出席した憲法学者3人が「憲法違反」と指摘した後だけに注目を集めましたが、双方の議論はやはりかみ合いませんでした。
維新取り込みを図りながら、採決の時期を探る自公に対し、どう矢を放つか攻めあぐねているような野党。その構図を映し出す鏡のように、18日付けの新聞各紙の社説も主張が大きく分かれました。首相が合憲理由を説明できていないとする東京新聞や朝日新聞、毎日新聞に対し、修正協議を求める日経新聞、読売新聞と産経新聞は野党批判を展開しています。産経新聞は社説で党首討論に触れていないため、一般記事をとりあげました。
各紙の社説にリンクを張っています。見出しをクリックして閲覧ください。
「安保」党首討論 「違憲」拭えぬ首相答弁(東京新聞)
党首討論―空費される言葉たち(朝日新聞)
社説:安保転換を問う 存立事態の認定(毎日新聞)
安保法案の修正協議をためらうな(日経新聞)
党首討論 岡田氏は米艦防護を拒むのか(読売新聞)
首相「議論抹殺、恥ずかしい」 採決阻止で委員長負傷、民主党を痛烈批判 岡田代表は開き直り(産経新聞)