ニュースソクラがキュレーション(ソクラでピックアップ)した記事のなかから、編集長の土屋がスタッフとともに改めて読んでおきたい記事をピックアップしました。週末に目を通していただき、未来を見通すヒントになればと願っております。(ニュースソクラ編集長、土屋直也)=見出しをクリックするとその記事に飛びます
■岩田健太郎「非科学的なコロナ対策が危ない」 (東洋経済オンライン)
クルーズ船内のていたらくを動画公開した感染症の専門家医師の岩田健太郎さんへのインタビュー。全体として医療崩壊を防いだと厚労省を評価している。マスクが症状のでていない人には意味がないこと、若年層の感染が少ないことから休校には否定的なことなど、世間(メディア)の評価とは間反対の評価が多い。コロナ対策は誤解が多いが、日本はクルーズ船が話題になったおかげで全国民レベルでの手洗い励行などが感染拡大を防いだ。運がよかった。
■Fukushima50は事実を伝えているか (共同)
当時の官邸悪者説が事実だったのかどうかを振り返るのに適切な記事。「悪役」のはずの菅直人元首相が「元首相は映画『Fukushima 50』をどう見たか 菅直人インタビュー 」(Ronza)で好意的に語っている。このインタビューには【2】があり、安倍首相との絡みがでてくる。イラ菅と呼ばれリーダーとしての評価は分かれる菅氏だが、福島第一原発に関しては誤解に基づく「汚名」を着させられている。
■アフガン駐留米軍、撤退を開始 タリバンとの和平合意で(BBC)
トランプ大統領の強引な決定でアフガン撤退が始まったが、混乱を予感させる。現職・対立候補双方が大統領に就任 (ロイター)にはっきりと表れている。第二次大戦後、朝鮮戦争、ベトナム戦争、アフガン、イラク戦争、それに中南米での米軍のふるまいと、いかに米国と米軍が無茶と失敗をくりかえしてきたことか。その直近の象徴がアフガニスタンだ。
■「1000%戻らない」を覆した理由 ワタミ・渡邉美樹会長の告白(日経ビジネス)
渡邊会長の国会からの出戻り劇は創業社長の成功・没落・復帰の絵にかいたような典型だ。わりあい正直に話しているので、ビジネスストーリーとして読んでみてもいい。
クルーズ船動画の岩田医師が語る「感染症への誤解」 |
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【編集長のイチオシ】岩田健太郎医師/フクシマ50/アフガン撤退/渡邊美樹氏
公開日:
(ソサエティ)
Reuters
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土屋 直也(ニュースソクラ編集長)
日本経済新聞社でロンドンとニューヨークの特派員を経験。NY時代には2001年9月11日の同時多発テロに遭遇。日本では主にバブル後の金融システム問題を日銀クラブキャップとして担当。バブル崩壊の起点となった1991年の損失補てん問題で「損失補てん先リスト」をスクープし、新聞協会賞を受賞。2014年、日本経済新聞社を退職、ニュースソクラを創設
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