ニュースソクラがキュレーション(ソクラでピックアップした)記事のなかから、編集長の土屋がスタッフとともに改めて読んでおきたい記事をピックアップしました。週末に目を通していただき、未来を見通すヒントになればと願っております。(ニュースソクラ編集長、土屋直也)
■Amazon銀行も検討 ベゾスCEOの金融サービス戦略を読み解く (日経XTech)
記事は途中から有料だが、アマゾンの金融への前のめり感を読み取ってもらえれば。先行するアリペイには銀行などとのし烈な競争も始まった。『富裕層の「アリペイ離れ」が始まっている』はブログのようなものだが、興味深い。金融は中国が先を行っているのは明らか。もちろん周回遅れがある日突然、先頭になることもあるのがITだが。
■武田薬品・ウェバー社長独白、巨額買収への思い (日経ビジネス)
私自身はこの買収に懐疑的だ。やはり高いのではないかと思う。しかし、買える製薬会社はそう多くはないので、選択肢はなかったのかもしれない。日本での製薬開発が本当に伸びるのかみていきたい。本社は東京・日本橋から移さないという。シャイアーは実質的に米国企業なのに本社はアイルランドなのだから、日本でもいいのかもしれない。
■14億人を格付けする中国の「社会信用システム」本格始動へ準備 (Newsweek)
中国の個人を監視する仕組みはすさまじい。反政府運動を監視すればテロが横行するだけというのが歴史の教えるところだが、中国はできると信じているらしい。1984が目の前にある。顔認証でだれがどこにいたのかつかんでいる仕組みをリアルに教えてくれるのはこちらのフェースブックにアップされている動画だ。意図的に作られた動画であるリスクも感じたが、あえてご紹介する。
■「朝ごはんは食べたか」→「ご飯は食べてません(パンは食べたけど)」のような、加藤厚労大臣のかわし方 (Yahoo)」
上西氏のたとえ話はかえってわかりにくいような気もするが、加藤大臣が逃げまくっていることはよくわかる。さすが財務省出身のかつての優秀な官僚的答弁だ。役所にとっては頼りになる大臣だろう。上西さんの怒りはごもっともと思うが、野党議員ももう少し聞きようがないかなと思わないでもない。共産党の小池議員すらはぐらかされているのだから、まあ無理な注文なのかもしれないが。
今週の4本 Amazon銀行でBezosは何を企んでいるのか |
あとで読む |
【編集長のイチオシ】アマゾン銀行/武田社長/中国の個人格付け/厚労相のらりくらり
アマゾン創業者=Reuters
![]() |
土屋 直也(ニュースソクラ編集長)
日本経済新聞社でロンドンとニューヨークの特派員を経験。NY時代には2001年9月11日の同時多発テロに遭遇。日本では主にバブル後の金融システム問題を日銀クラブキャップとして担当。バブル崩壊の起点となった1991年の損失補てん問題で「損失補てん先リスト」をスクープし、新聞協会賞を受賞。2014年、日本経済新聞社を退職、ニュースソクラを創設
|
![]() |
土屋 直也(ニュースソクラ編集長) の 最新の記事(全て見る)
|