ニュースソクラがキュレーション(ソクラでピックアップ)した記事のなかから、編集長の土屋がスタッフとともに改めて読んでおきたい記事をピックアップしました。週末に目を通していただき、未来を見通すヒントになればと願っております。(ニュースソクラ編集長、土屋直也)=見出しをクリックするとその記事に飛びます
■世界中の極右を引き寄せるウクライナ義勇軍は新たなファシズムの温床か(Newsweek)
ドイツや米国のネオナチがウクライナ義勇兵に加わっているという。振り返ると第一次大戦の兵士がナチの私兵になっていった歴史があった。もちろん、非ナチ化を侵攻の理由に挙げるプーチン大統領を正当化できないが。
■「武器化」する半導体、政治絡みの支援策で供給悪化との懸念浮上(Bloomberg)
ロシア制裁としていの一番に半導体禁輸が決まったが、米国政府はオランダの半導体製造装置メーカーに中国への輸出自粛を求めているという。軍事面も含めた半導体戦争だ。経済的に半導体不況が来るのか来ないのかを、湯之上氏が分析している。『メモリ不況は当分来ない? ~懸念はIntelのEUVと基板不足、そして戦争』(EETimes)。おもしろい。
■「ただの広告ビジネスじゃない」グーグルがメールや地図アプリを全て無料で開放している怖い理由(プレジデント) 人類越えのAI(強いAI)開発のため多くの機能を無料化しているというのだが、
強いAIとビッグデータの関係は記事ではよくわからない。しかし、データ収集がアクセスデータから金融取引データに移っているなどAIを巡る最近の事情がわりあいよくわかる。
■アフリカ北東部、歴史的干ばつで2000万人が困窮(ナショナルジオグラフィックス)
ロシアの侵攻で地球温暖化への対策が足踏みする懸念が浮上しているが、ソマリア、エチオピアで3年連続で雨が降らない雨季となっている。海水温の上昇でインドネシア上空の暖気がアフリカ北東部に異動し、インド洋からの湿気を封じているという。アフリカ北東部は人が住めない砂漠になろうとしている。ウクライナに劣らない人道上の問題だ。
ウクライナ義勇軍に世界の極右が参集 |
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【編集長のイチオシ】ウクライナはネオナチ化?/半導体は武器か/AIのいま/気候変動
軍事訓練を受けるウクライナ市民=Reuters
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土屋 直也(ニュースソクラ編集長)
日本経済新聞社でロンドンとニューヨークの特派員を経験。NY時代には2001年9月11日の同時多発テロに遭遇。日本では主にバブル後の金融システム問題を日銀クラブキャップとして担当。バブル崩壊の起点となった1991年の損失補てん問題で「損失補てん先リスト」をスクープし、新聞協会賞を受賞。2014年、日本経済新聞社を退職、ニュースソクラを創設
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