ニュースソクラがキュレーション(ソクラでピックアップした)記事のなかから、編集長の土屋がスタッフとともに改めて読んでおきたい記事をピックアップしました。週末に目を通していただき、未来を見通すヒントになればと願っております。(ニュースソクラ編集長、土屋直也)
■ハイテク好きなスウェーデン、マイクロチップの皮膚下移植進む (AFP)
ハイテクはシリコンバレーが先端で、中国の深センが肉薄していると思いがち。もちろうそれは事実だが、実は北欧もハイテク先進国だ。社会も意識もハイテクだからチップ埋め込みもありなのだろう。北欧はもしかしたら、米国の価値観が凋落する中で次世代の価値観を発信し続ける地域になるのかもしれない。北欧ではないが電子政府で先端を行くのは東欧のバルト海よりの小国エストニア。これらの国は大国のはざまにあるから価値観が研ぎ澄まされるのだろう。
■シダックス、カラオケ事業売却に至った事情 (東洋経済)
財務的な処理について割合きちんと書いている記事。これはめずらしい。記事ははっきり指摘していないが、ロードサイドの飲酒がだめになったことを反映した出来事。ここまでよくもったともいえる。飲酒にかぎらず郊外型ビジネスの転機ととらえるとシダックスのカラオケ撤退は象徴的だ。
■「顔認識で監視」「アレクサが会話を盗み聞き」アマゾンAIに相次ぐ懸念 (ハフポスト)
アマゾンのプライバシー意識の低さを象徴するが、誇張や宣伝などアマゾンの邪悪さもチラリとみえる。
■高畑勲を失った宮崎駿は、どこへ向かうのか (文春オンライン)
盟友、親友の人生に置ける価値を感じさせる。人に伝えたい話だ。
今週の4本、北欧は価値観のモデル国、スウェーデンで進むチップの皮膚下移植 |
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【編集長のイチオシ】チップの移植/シダックス/邪悪なアマゾン/宮崎駿
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土屋 直也(ニュースソクラ編集長)
日本経済新聞社でロンドンとニューヨークの特派員を経験。NY時代には2001年9月11日の同時多発テロに遭遇。日本では主にバブル後の金融システム問題を日銀クラブキャップとして担当。バブル崩壊の起点となった1991年の損失補てん問題で「損失補てん先リスト」をスクープし、新聞協会賞を受賞。2014年、日本経済新聞社を退職、ニュースソクラを創設
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