ニュースソクラがキュレーション(ソクラでピックアップ)した記事のなかから、編集長の土屋がスタッフとともに改めて読んでおきたい記事をピックアップしました。週末に目を通していただき、未来を見通すヒントになればと願っております。(ニュースソクラ編集長、土屋直也)=見出しをクリックするとその記事に飛びます
■ハクティビス(政治的なハッキングを行う活動家)をご存知ですか?
「差別的なハッシュタグを大量のファンカムで乗っ取り「浄化」」(Newsweek)はハクティビストが差別的なハッシュタグなどをKPOPのビデオで埋め尽くして主張をまったく目立たなくさせてしまう活動を紹介している。確かに、有効な手法だが、やり返しあえば不毛になる。封じ込めるのでなく、どこが差別的なのか理性を取り戻させる知識を提供することが大切なようにも思える。
「米動画サービスが『風と共に去りぬ』配信停止 人種差別理由に」(AFP)や「黒人を描いたNHKのアニメ動画はなぜ差別的で、「許されない」表現なのか」(ハフポスト)にも似た問題が潜んでいる。
■日本版無人コンビ二がなかなかすごい
「高輪GW駅「無人決済コンビニ」の実力」(ITメディア)はITメディアらしい知りたいことをきちんと伝えてくれる好記事だ。無人コンビにはアマゾンGOが有名だが、こちらの「TOUCH TO GO」も将来性を感じる無人コンビ二だ。設置場所が新駅・高輪ゲートウェイというところもなんだかにくい。アマゾンより先行した中国の無人コンビ二は昨年深せんを訪問したときは閉店していた。採算に乗らなかったように聞いている。
■ヴァーチャルライヴ10分間5回に2700万人が参加した
「「フォートナイト」の次は? これからの「ヴァーチャルライヴ」の行方」(Wired)は、コロナで注目度がさらにあがっているオンライン上のLIVEをわりと詳細に伝えている。プラットフォームになっているのがゲームであるところがいまどきか。
■アマゾンの最大のライバルはウォールマート
「企業の寿命30年説を超え続けるウォルマート」(MD NEXT)は、ウォールマートの強さの秘密を探っている。副題の「強い「企業文化」を持つ組織がコロナ後の大変化を克服できる」が記事の意図とウォールマートの強さを表している。
ハッカーがKPOP使い悪質ハッシュタグを乗っ取り |
あとで読む |
【編集長のイチオシ】ハクティビスト/日本版無人コンビ二/オンラインLIVE/ウォルマート
Reuters
![]() |
土屋 直也(ニュースソクラ編集長)
日本経済新聞社でロンドンとニューヨークの特派員を経験。NY時代には2001年9月11日の同時多発テロに遭遇。日本では主にバブル後の金融システム問題を日銀クラブキャップとして担当。バブル崩壊の起点となった1991年の損失補てん問題で「損失補てん先リスト」をスクープし、新聞協会賞を受賞。2014年、日本経済新聞社を退職、ニュースソクラを創設
|
![]() |
土屋 直也(ニュースソクラ編集長) の 最新の記事(全て見る)
|