ニュースソクラがキュレーション(ソクラでピックアップ)した記事のなかから、編集長の土屋がスタッフとともに改めて読んでおきたい記事をピックアップしました。週末に目を通していただき、未来を見通すヒントになればと願っております。(ニュースソクラ編集長、土屋直也)=見出しをクリックするとその記事に飛びます
■日産、6712億円の巨額赤字で迫る「内部崩壊の足音」(現代ビジネス)
ゴーン逮捕をクーデターと看破した元朝日の井上氏の記事。今回も未曽有の巨額損失だが、これでは済まないという。内田社長に求心力がないことをインサイド情報で示している。
■8割おじさん・西浦教授が語る「コロナ新事実」 (東洋経済オンライン)
集団感染率は6割は必要と明言していた西浦さんだが、インタビューでは新しい理論がでてきたとして2、3割でいいのかもしれないという。そんな説がでてくる可能性があったなら、なぜあれほど強弁したのだろう。それによる経済的な損失についてどう考えているのだろう。ダイヤ号に乗り込んで船内のばかばかしい状況を暴露した岩田医師は「感染爆発を押さえた西浦博先生の『本当の貢献』とは」(BESTTIMES)で擁護するが、実は理論的な正否は避けている。もっぱら厚労省になかったエビデンスベースの政策にいざなった政治力を評価している。この記事では西浦氏を批判した経済学者の藤井阪大教授の論説にも飛べるようになっている。
■「シリコンバレーは中国に屈する」 Google元会長のエリック・シュミットが声高に唱える“危機感”
(ITmedia) シュミットの発言内容は一般的な中国のITにおける凄みを説いているだけだが、それにしても日本がいかに遅れているかを意識するには格好の教科書だ。
■元ソーシャルゲーム開発者が語る、ガチャの功罪とは──「繊細に綿密に作ったゲームが、ガチャの快感になぎ倒されていく」(電ファミニコゲーマー) ガチャはグリーが賭博法違反で摘発されかけて決着したと思い込んでいたが、いまだにゲームの収益力の源泉となり蝕んでいる。
求心力ない日産・内田社長、再建できるのか |
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Reuters
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土屋 直也(ニュースソクラ編集長)
日本経済新聞社でロンドンとニューヨークの特派員を経験。NY時代には2001年9月11日の同時多発テロに遭遇。日本では主にバブル後の金融システム問題を日銀クラブキャップとして担当。バブル崩壊の起点となった1991年の損失補てん問題で「損失補てん先リスト」をスクープし、新聞協会賞を受賞。2014年、日本経済新聞社を退職、ニュースソクラを創設
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