ニュースソクラがキュレーション(ソクラでピックアップ)した記事のなかから、編集長の土屋がスタッフとともに改めて読んでおきたい記事をピックアップしました。週末に目を通していただき、未来を見通すヒントになればと願っております。(ニュースソクラ編集長、土屋直也)
■米韓に深まる亀裂、第2回米朝首脳会談は意味なし 米韓の専門家が一堂に会した非公開会議が出した結論とは (JBPRESS)
レーダー照射などで日韓関係は戦後最悪といわれるが、米韓関係もかつてない亀裂を生んでいることを、示す米朝専門家会議の様子を伝える記事。会員登録しないと読めない記事だが、あえてとりあげてみた。米国側出席者は民主党系の識者であるだけに政治的な駆け引きというよりいまの米韓関係を正直に映しているとみていいだろう。
■この写真は…本物? 人工知能がつくる「フェイク画像」の驚くべき世界 (Wired)
ここまで画像を修正できる(フェイク?)というのは頭ではわかっていても実際に写真をみてみなければ実感できないもの。その意味で一読の価値ある記事だ。フェイクニュースの判別作業の最前線を記した判別AIも出てきた米国・フェイクニュース研究最前線 (ビジネスインサイダー)も参考に。
■地方の有力スーパーが手を組んだ“1兆円同盟”誕生、イオンとどう戦う? (ITメディア)
上場食品スーパー業界3位のアークス(北海道、北東北 売上高5139億円)、8位のバロー(中部、近畿東部 売上高5440億円。うち食品スーパーは2900億円)、14位のリテールパートナーズ(山口、九州北部 売上高2289億円)という業界の有力企業が資本業務提携に踏み込んだというもの。首都圏ではないので読者にはなじみが薄いかもしれないが、いずれも優良企業で知られる。合計売上高1兆円を超える企業連合がどう育つか。背景を読んでほしい。
■こんまりのNetflix番組がアメリカで話題。こんまりメソッド巡る議論も (CINRA NET)
2010年の発売以社来100万部を突破した『人生がときめく片づけの魔法』の著者、「こんまり」こと近藤麻理恵さんが今年1月からNetFlixで番組を持って、一段とブレークしている。欧米で日本を代表する日本人になろうとしている。ブームの様子がうかがえる記事はこれ以外にもたくさんでている。彼女の片づけメソッドを再度チェックしつつ、海外でのブームの実相をみておきたい。
■「野中さん」がいない政治 (西日本新聞)
異色の政治家、野中広務の死去から1年。その出自もあってか、裏情報に通じながらその人間味を政治に反映させようとした政治家を懐かしむ記事。魅力的な政治家が乏しくなっているだけに政治家のあり方を考え直すうえで好記事だ。
日韓だけでない、米韓も険悪、崩壊寸前の「日米韓同盟」【今週の5本】 |
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Reuters
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土屋 直也(ニュースソクラ編集長)
日本経済新聞社でロンドンとニューヨークの特派員を経験。NY時代には2001年9月11日の同時多発テロに遭遇。日本では主にバブル後の金融システム問題を日銀クラブキャップとして担当。バブル崩壊の起点となった1991年の損失補てん問題で「損失補てん先リスト」をスクープし、新聞協会賞を受賞。2014年、日本経済新聞社を退職、ニュースソクラを創設
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