ニュースソクラがキュレーション(ソクラでピックアップ)した記事のなかから、編集長の土屋がスタッフとともに改めて読んでおきたい記事をピックアップしました。週末に目を通していただき、未来を見通すヒントになればと願っております。(ニュースソクラ編集長、土屋直也)=見出しをクリックすると記事に飛びます
■フランスで1500人の死者を出した熱波が、今後10年で2回ほど日本を襲うとの予測 (ビジネスジャーナル)
19日のきょうも千葉、三重に豪雨があり、自然災害の巨大化が目の前にある。しかし、これは10年以上前から指摘されていた通りの現象であることは、
2006年に見えていた巨大台風「日本上陸」の恐怖 (東洋経済)を読めば、鮮明だ。想定通りに進みながら被害を食い止められなかったのはなぜかと思う。熱波の予測記事もこれから起こることとしてとらえたい。
■米軍という「安全装置」の失われたシリア。トルコ、アサド政権、ロシアがいま目論んでいること (ビジネスインサイダー)
トルコのシリア侵攻は突然始まったようでいて、長年の対立が改めて表面化しただけともいえる。トランプが仕掛けた米軍撤退による均衡がどう崩れたかを知るにはとてもわかりやすい記事だ。得をしたのはアサド政権と断言している。もちろんアサド政権は反米なので、トランプは敵を助けていることになる。米国内でトランプ批判がさらに強まるのは当然だ。
■スマホで辛酸をなめたノキアは、なぜ復活できたのようめか (ダイヤモンド)
かつて世界有数の携帯電話メーカーだったノキアが転落、その後の復活を遂げたことは有名だが、現ノキア会長が挙げた「復活のための行動原則」を彼の著書を通じて紹介している。企業や組織、ひいては個人の行動原則としても参考になりそう。
■核燃料サイクルはマネーもぐるぐる回る (Ronza)
朝日新聞記者だった畏友、 佐藤章氏が六ケ所村の原子力マネーについて渾身の記事。関電の不可解な原発マネーの還流に触発されて古い取材メモをほり起こしている。元議員の「私はすべて買収で当選した」という告白など、これほどかという内容。関電にとどまらない原子力とカネの究明が求められるのではないだろうか。
異常気象は正確に予測されていたのに、防げなかった |
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【編集長のイチオシ】熱波が来る/クルド/ノキア/核燃にもマネー
台風15号=Reuters
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土屋 直也(ニュースソクラ編集長)
日本経済新聞社でロンドンとニューヨークの特派員を経験。NY時代には2001年9月11日の同時多発テロに遭遇。日本では主にバブル後の金融システム問題を日銀クラブキャップとして担当。バブル崩壊の起点となった1991年の損失補てん問題で「損失補てん先リスト」をスクープし、新聞協会賞を受賞。2014年、日本経済新聞社を退職、ニュースソクラを創設
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