ニュースソクラのキュレーション(ソクラでピックアップした)記事のなかから、編集長の土屋がスタッフとともによりすぐりの記事をピックアップしました。佐川前国税庁長官の証人喚問は不発でしたが、検察の捜査が中途半端で終わりそうです(拙稿参照)。金正恩委員長の電撃訪中もあり、トランプ政権の強硬派の戦略が気になります。週末に目を通していただき、未来を見通すヒントになればと願っております。(ニュースソクラ編集長、土屋直也)
■ウーバーvsトヨタvsソニー「タクシー配車大戦争」勝つのはどこか (現代ビジネス)
米UBERが東南アジア事業を同業大手グラブに売却し、東南アジアから撤退した。両者の大株主ソフトバンクが絵を描いている。日本市場はどうなるかを書いたのが上記記事。規制が強くタクシーの配車サービスとしてUBERや中国の滴々がタクシー最大手の第一交通と提携する。迎え撃つのはトヨタ系とソニー系のアプリ。さて、タクシーの値段で米中のような爆発的な動きがでるかどうか。日本でもぶつかるUBERと滴々のメキシコの陣をロイターのラブ記者らが中国の滴滴、ウーバーのメキシコ独占に挑む「奥の手」に書いていておもしろい。
■焦点:データ分析会社は何を間違えたか、記者の個人情報で検証 (ロイター)
フェースブックから5000万人の個人情報が英国のデータ分析会社に流出し、米大統領選に使われた。ロイターのバージン記者が自分のデータがどう分析されているか体験調査。年850億円も売り上げがある米個人データ会社が同記者のキャラや年齢、家族構成を予測しているが大外れ。精度は今後上がっていくのかもしれないが、ここまで違った人物像が売られているとなるとちょっと寒気がする。
■ボルトン氏「北、リビア式核放棄でなければ米朝首脳会談は偽装」(朝鮮日報)
ボルトン氏が交渉は長引かせない、リビア式という保有核兵器を米国に引き渡す方式でないと認めないと言っていることの詳報。トランプ大統領の交渉は、剣かコーランかというイスラム式交渉術にみえてくる。ボルトン氏の考えの分析はたとえば、ボルトン氏の世界観:イランは爆撃せよ、北朝鮮先制攻撃は完全に正当(ブルンバーグ)などで。
今週の3本 配車戦争、日本もメキシコもUBER対滴々 |
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【編集長のイチオシ】配車サービス戦争/個人データ/ボルトン新補佐官
Reuters
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土屋 直也(ニュースソクラ編集長)
日本経済新聞社でロンドンとニューヨークの特派員を経験。NY時代には2001年9月11日の同時多発テロに遭遇。日本では主にバブル後の金融システム問題を日銀クラブキャップとして担当。バブル崩壊の起点となった1991年の損失補てん問題で「損失補てん先リスト」をスクープし、新聞協会賞を受賞。2014年、日本経済新聞社を退職、ニュースソクラを創設
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