ニュースソクラがキュレーション(ソクラでピックアップ)した記事のなかから、編集長の土屋がスタッフとともに改めて読んでおきたい記事をピックアップしました。週末に目を通していただき、未来を見通すヒントになればと願っております。(ニュースソクラ編集長、土屋直也)=見出しをクリックするとその記事に飛びます
■人類はコロナウイルスといかに闘うべきか (河出WEB)
『サピエンス全史』で知られるイスラエルの歴史家ハラリ氏がいかにコロナウイルスと戦うべきなのかを語ったロングインタビュー。世界的な感染症拡大は大航海時代にもあったことで、現在のグローバリゼーションがもたらしたものではないと一刀両断だ。グローバルな課題に立ち向かうリーダーシップの欠如こそ問題だとする。素晴らしいメッセージだと思う。
■失踪した中国人研究者の「消されたコロナ論文」衝撃の全訳を公開する(現代ビジネス)
感染源については、この消された論文が指摘する武漢の2研究所のどちらかではないかという見立ては、中国のネット上ではこれまでも続いていた。やはり、この論文は削除されてしまったが、この感染源問題は、感染が収まった後、中国政府の責任問題として米国がしつこく追及しそうだ。再発防止のため、感染源の特定は重要問題だが、中国が人災だと認めるとも思えない。米国が証拠を見つけらるかどうか、新たな米中摩擦の火種である。
■なぜイギリスは方向転換したのか 新型ウイルス対策 (BBC)
都市封鎖か集団免疫か。新型コロナとの戦いに英国政府は当初、後者を選んだ。しかし、死者25万人という予測数字を前に、わずか数日で方針を転換した。感染率と致死率を甘く見ていたのだろうが、ワクチン開発が最重要課題であることも再認識させられる
■トヨタ・NTT「スマートシティ」資本業務提携に感じる「違和感」(フォーサイト)
元日経新聞記者の畏友、後藤亜細亜大学教授のコラム。豊田章男社長体制のトヨタのバカバカしさがこの資本提携の間の悪い発表に現れている。この記事に刺激されたのか、トヨタは米国で人工呼吸器の製造を始めるとアナウンスした。
知の巨人が語る、新型ウイルスとの戦い方 |
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公開日:
(ワールド)
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土屋 直也(ニュースソクラ編集長)
日本経済新聞社でロンドンとニューヨークの特派員を経験。NY時代には2001年9月11日の同時多発テロに遭遇。日本では主にバブル後の金融システム問題を日銀クラブキャップとして担当。バブル崩壊の起点となった1991年の損失補てん問題で「損失補てん先リスト」をスクープし、新聞協会賞を受賞。2014年、日本経済新聞社を退職、ニュースソクラを創設
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