ニュースソクラがキュレーション(ソクラでピックアップ)した記事のなかから、編集長の土屋がスタッフとともに改めて読んでおきたい記事をピックアップしました。週末に目を通していただき、未来を見通すヒントになればと願っております。(ニュースソクラ編集長、土屋直也)
■中国経済指標、7月は低迷が顕著 鉱工業生産は17年ぶりの低い伸び (ロイター)
今週はNYダウが1日で800ドル下げる乱調となった。長短金利の逆転がきっかけだが、そもそも米長期金利の低下は、中国経済の混迷が大きい。高関税で中国をたたく米国の戦術の根本からの変更が求められるが、政策の失敗を認めることはトランプには難しく、世界経済の低迷は避けがたい。米中戦争は香港も舞台に展開されている。香港隣接の深センに集結した武装警察が不気味。22日には軍事介入の権限がある中国全人代の常務委員会が開かれる見通しだ。
■サウジの地政学リスクを織り込んでいない原油市場 (JBPRESS)
原油価格の解説を通して中東情勢、とりわけサウジアラビア政権の脆弱性を語っている。サウジ皇太子への国内の反発も強まる中、再親密国のUAEとの関係がイエメン情勢を通じて危うくなっている。イエメンに関しては「イエメンで政権分裂 内戦構図複雑化で終結さらに遠のく(NHK)」がよくまとまっている。
■「押し付け」佐賀県知事の怒り爆発 九州新幹線長崎ルート(共同通信)
通過するだけの佐賀に巨額負担を押し付けてフル規格新幹線を着工するのか。昔ながらの自民党の体質がむき出しだ。
■ファーウェイの独自OS「HarmonyOS」は、決してAndroidの代替ではない (Wired)
IoTデバイスに幅広く対応可能な、野心的なOS と記事は説明する。ただ、firefox OSもそうであったように、スマートフォンはOS だけでは使い物にならない。肝心なのは、アプリの対応である。記事はそのことも指摘している。
世界株価の大乱調、震源地は中国 |
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【編集長のイチオシ】中国経済/サウジのリスク/長崎新幹線/華為の新OS
公開日:
(ワールド)
Reuters
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土屋 直也(ニュースソクラ編集長)
日本経済新聞社でロンドンとニューヨークの特派員を経験。NY時代には2001年9月11日の同時多発テロに遭遇。日本では主にバブル後の金融システム問題を日銀クラブキャップとして担当。バブル崩壊の起点となった1991年の損失補てん問題で「損失補てん先リスト」をスクープし、新聞協会賞を受賞。2014年、日本経済新聞社を退職、ニュースソクラを創設
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