ニュースソクラがキュレーション(ソクラでピックアップ)した記事のなかから、編集長の土屋がスタッフとともに改めて読んでおきたい記事をピックアップしました。週末に目を通していただき、未来を見通すヒントになればと願っております。(ニュースソクラ編集長、土屋直也)=見出しをクリックするとその記事に飛びます
■コラム:習主席が所得再配分に本腰、始まりは富裕層へのムチ (ロイター)
これまで10%だった法人税を一気に25%に引き上げるなど西側ではできないラディカルな再分配策。企業への過度な介入は経済成長力を削ぐと思うが、世界的な課題である格差是正にこれほど急進的に取り組めるのは中国だからと思う。アフガニスタンの失敗など米国モデルへの信認が揺らぐなか、中国モデルへの期待もでるだろう。これが習近平の覇権への道筋なのか。
■どう終わる?コロナのパンデミック 過去の感染症からわかること(ナショジオ)
ワクチン接種の拡大でコロナ前の日常に戻れると期待がふくらんだが、欧米では再び感染者が増えつつある。「いつになったらパンデミックは終わるのか」という苛立たしさに答える記事。米国では、CDCが「パンデミックからエンデミックへの移行ガイドライン」を出す時だという。
■「私たちはワクチン市場をひっくり返そうとしています」壮大すぎるモデルナの野望(ブルンバーグ)
mRNA治療薬は「医療を一変させる」。この記事はモデルナの戦略を通じて、mRNAの現時点では無限に見える可能性を指摘している。ワクチン市場もがらりと変わるが、がん、心臓疾患にも有効。
■アフガニスタン政府軍が抵抗しなかった理由
なぜタリバンは猛スピードでアフガン全土を掌握できたのか─アフガン軍との「裏取引」とは
(クーリエ) 途中から有料になるが、アフガニスタンのなぜを理解するには必須の情報のひとつと思われるので掲載する。タリバンはそうとうにしたたかに戦略を練って動いてきている。旧政府や旧軍、警察などへの恩赦を打ち出すなど、江戸城の無血開城を思い出す。
習政権の覇権への道筋、経済政策でも |
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【編集長のイチオシ】再分配に踏み込む/どう終わるコロナ/モデルナの野望/アフガン裏取引
公開日:
(ワールド)
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土屋 直也(ニュースソクラ編集長)
日本経済新聞社でロンドンとニューヨークの特派員を経験。NY時代には2001年9月11日の同時多発テロに遭遇。日本では主にバブル後の金融システム問題を日銀クラブキャップとして担当。バブル崩壊の起点となった1991年の損失補てん問題で「損失補てん先リスト」をスクープし、新聞協会賞を受賞。2014年、日本経済新聞社を退職、ニュースソクラを創設
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